ヤマネコレザーデビュー記念「Special Talk Lee✖️uguisu 」





今回は、はちみつバード発のクラフト系ユニット「ヤマネコ」の主力メンバーであるりーさんと

uguisuさんの特別対談です。2人の出会いや、ヤマネコに対する想い、そしてヤマネコとして

初めてオンライン販売されることとなったカメラ用のグリップストラップ「go with」の誕生秘話、

製品に対するこだわりなどを思う存分語っていただきました。



ヤマネコ

自由はカッコいい。

他の誰かじゃない、自分が認めるという、自由。

ちょっとだけ、どっかの方向にいびつな3人が組むクラフト系ユニットです。 

 ・・・・・ 

機械設計士が作るユニセックスで自分の「欲しい」を追求した ヤマネコレザー。

持っている自分を好きになるような、レザーにとらわれないレザーアイテムを目指します。

スタンダードがどこか偏っているけれど、それを見せずに社会で生きている普通の人たちへ。 






©️Lee



ーuguisu 

  「いつも話してる感じでお願いします」という事なので、普段の会話のままにいきます!

 第一印象からいこうかな。りーさんの第一印象は一言で「変わった人」。

 公園で見たこともないクマの人形を葉っぱに乗せて写真とってるのを見て、

 おもしろい人ー!って。フォローさせてもらいますね!ってメッセージしたのを

 覚えてるなぁ。その後やりとりするうちにもっとビックリすることが多発するのですが……。

 もう2年も前のことなのよね。


 ーLee

 uguisuさん、よろしくお願いします! 初見であのクマの人形の写真をアップしてるのを見ると、

 謎すぎますよね。ごめんなさい、その時のメッセージあまり覚えてません‥‥ 

 クマーに対するコメントをもらった記憶はあるのですが。 uguisuさんを知ったのは確か、

 はちみつバードのUguistyleでしたね。最初はかっこいいなぁでした。 確か一話のお話ですね。

 これ初めて言ったかもしれませんが。その時はまだ、uguisuさんがアクセサリー等作ってるって

 ことも知らず‥‥ まだ全然やり取りもなく、企画でご一緒させてもらうことになってから

 どんどんuguisuさんの凄さを知ることに。  


ーuguisu 

 りーさんとの今までのやり取りの記録を見返してみたんだけど、はちみつバードの企画のために

 連絡を取り合ったのが2019年5月。その時は、まだ企画のために少しやりとりすればいいだろうと

 思ってたんだけど、りーさんが作った薔薇のドライフラワーを見たときの衝撃!

 ますます何この人?!何者?!それで、ぜひインタビューさせてほしいって頼んだのが

 怒濤のやり取りの最初。あの時は失礼しました。気圧されなかった?



©️uguisu



ーLee

 うん、インコさんにuguisuさんのこと紹介いただいて、メールからのやりとりでしたね。

 インタビュー、懐かしいですね! 確かにすごい質問量、食いつき加減やった気がします(笑)

 気圧されはしなかったけど、めちゃくちゃグイグイくるなぁとは思ってましたよ。

 でもなんでしょうね、嫌じゃなかったです(笑)


ーuguisu

 嫌がられなくてよかった…… そうじゃないと、今がない(笑) 


ーLee

 あの時全力でひいてたら、きっとチーム薔薇(*グループLINEの呼称)は

 すぐに解散でしたね(笑)



©️Lee



 ーuguisu

 薔薇から始まったはずが、今はいつのまにかレザー全開に。なぜ?いつの間に?


ーLee

 そうですよね、そこ疑問ですよね。自分自身、ブログでは写真の人で一応通ってますし、

 uguisuさんがレザーやってたわけではないですしね。きっかけはやっぱりカメラから。

 カメラのレンズに装着するレンズキャップ、自分よく落としたり無くしたりするんですね。

 撮影中にどこに入れたかなぁってなることもしょっちゅう。そのレンズキャップを入れておく

 ケースを作りたい!って思ったのがきっかけですね。そう思ったらいつも行動が早いのが

 自分です。 この頃はもうuguisuさんといえばクラフトの巨匠と分かってしまったので、

 すかさずレザークラフトについて教えてもらおう! と、連絡させてもらったんですよね。

 確か2019年の8月頃だったと思います。その時uguisuさんはどう思ったんかなー? 


ーuguisu

 やっぱり作る系に寄ってきたわね~おいで~が半分、この人またやること増やすのね~ビックリ!

 が半分。 何でも教えてあげましょう!って思ってたのは最初だけでした。

 改めて言うけど、あ、もしかすると初めて言うかな? この2年で自分のアクセサリーの制作に

 ものすごくりーさんの存在が影響してます。りーさんのものをつくることの貪欲さというか

 追求感、やめない感、設計力、閃き、それはきっとお仕事の関係もあるんだと思うけど、

 そうきたか!と何度も唸って感心して悔しくて(笑) 見習いたいし、負けたくなーい!



©️uguisu



ーLee

 それは初耳です! まさかuguisuさんの制作に影響だなんて、こんな嬉しいことないですよー!

 自分は基本負けず嫌いで、同じアイディアは嫌で‥‥ とにかく考えて、思いついたらまず試作して

 みる。 そしたらいいところも悪いところももっと見えてきて、次に繋がっていくんですよね。

 これはいい♪と思って、本番の作成してても、もっと良くならないかと考えちゃうので

 自分の場合、製品がどんどん変わっていきます(汗)

 写真が趣味だと思ってずっとブログやってきたけど、小さい頃から作ることは大好き。

 図画工作大好き。家庭科の授業でも、ファスナー縫った時先生にめっちゃ褒められたことも

 思い出しました(笑)作るということを10年以上やってなかったけど、そんな作る楽しさを

 思い出させてくれたのはuguisuさんです! ありがとうございます。



©️Lee



ーuguisu

 ものすごい覚醒ね~!私はずっと作ることばかりしてきたけど、基本いつも一人活動で、

 今回のヤマネコレザーが初めてのユニット活動。

 考えて、アイデア出して、賛成されたり、修正されたり、そうしているうちに自分でも

 予想がつかない新しいものが生まれて、ヤマネコレザーの活動はすごく刺激的。


ーLee

 ヤマネコは、自分にとっては初めての制作活動の場。仕事とかも基本チームでやる事ばかりで、

 逆にソロという経験がありません。正直、制作と言う場についてはまだまだ全然わからない事

 ばかりです。uguisuさんはずっとソロだったんですね!

 uguisuさんって、本当になんでもできちゃうイメージなんですけど、独学でやってきたんですか?

 どうやってその技術を身につけてきたのだろう?って思うんです。


ーuguisu

 ソロとチームの経験がお互いに逆なのね。だから新鮮なのかな? 今まで作りものの学校へ

 行ったことはなくて独学です。習い事行ったり、ワークショップ参加したり、好きなことを

 何でも追ってるうちにだんだん絞られてきて今があるのかな。でも、何をやってても

 アクセサリーだけは特別。なので唯一アクセサリーのために彫金の学校へ通ってます。

 実は今も……。休学中だけど再開したいなぁ。あ!カメラはほんとに最後の趣味という感じ。

 カメラっていうのは首から下げるものだと思ってました。


ーLee

 凄いなぁ。 やっぱり好きというパワーは特別なんやろうなぁってめっちゃ感じます。 

 自分も誰かに教えてもらうという機会が全然なく… ワークショップにも行きたい!!!と

 思ってるんですが、なかなか行動に移せずにいます。

 あっ、つぐみさんのワークショップは受けましたね! ほぼ放置されてましたが(笑) 

 なので、独学というのは共通点かもしれませんね。

 カメラも周りに誰もやってる人がいないし、写真教室等も行ったことありませんし。

 まぁ、そんな人が多いんじゃないかなぁ?と思い、ろくまるさんと立ち上げたのが

 カメテクなんですけどね。



©️Lee



ーuguisu

 インコさんもりーさんもカメラに詳しいから、二人が話すのを聞いてると楽しくてね。

 私はカメラを買った時についてたネックストラップでずーっときたんだけど、

 今回のグリップストラップ、試作を使わせてもらって、ほんと、びっくり!便利!


ーLee

 そうでしょ?? 自分もずっとネックストラップを使ってきたんですよ。

 オシャレなレザーのストラップがいっぱい売ってるし、自分だけのお気に入りのストラップを

 探すのが楽しかったり。でも、ちょうどuguisuさん、インコさんと初めてお会いすることに

 なった時期に、グリップストラップを購入して使ってみるとこれがまた使いやすくて!

 それ以来、ほとんどネックストラップは使わなくなったんです。


ーuguisu

 「他にはないオリジナル」とか「自分で作ってみる」っていうキーワードって、私たちには

 思いっきりヒットしたよね。だから、インコさんの使用感などを参考にしながら

 りーさんの設計力で一からレザーで作ってみて、今回すごくかっこいいオリジナルの

 グリップストラップができたと思う!


ーLee

 ほんまに!もう合言葉ですよね!自分が使ってた市販のグリップストラップも、確かにすごい

 使い易い。

 でも使いながら少し気になる点もあって。そうなったらあれですね、どうにかして解決したい、

 それは作るしかないと(笑) カメラが好きやから。写真が好きやから。多分その思いも

 詰まってるんちゃうかなって思ってます。設計の仕事をしてる身としては、デザインはもちろん

 損ねたらあかんけど、機能は犠牲にできない。両立ですよね。言葉で言うのは簡単やけど(汗) 

 でもこの難しさがたまらない(笑)


ーuguisu

 カメラキャップのケース作りから、今やグリップストラップ……。裏側の素材とかベルトの

 位置とか、細かいことまでよく考えられてるわよね。しかも、おしゃれ。

 私はこれに何をやったらよくなるだろう?と考えて、プラスワンしようって思いつきました。 



©️uguisu



ーLee

 ずっと使ってみないと分からないことっていっぱいありますからね。今回のストラップは

 気軽にオシャレにファッションの一部として、でもちゃんと機能的でもある。

 誰かに見せたくなるような私だけのもの、そんなストラップになったんちゃうかなって思います!

 またプラスワンが素敵なんですよねーーー🎵 こんなグリップストラップ、他に見た事ないもん!


ーuguisu

 そうそう、真面目にカメラをやってる男性も、おしゃれに持ちたい女子も、

 両方を満足させるものを目指したからね。たくさんの人に見てもらいたいし、

 喜んでもらいたい「go with」! 


ーLee

 当初、プラスワンはベルトにビーズを縫ったり、ストーンをあしらったりっていう案でいこうと

 してましたよね。でも、今のぷらぷらするあの可愛らしい案が出てきた時は、ほんまに

 びっくりしました! 男の自分ですけど、これは可愛い‥‥と(笑)やっぱり、どう作るか

 迷ったりしましたか?


ーuguisu

 迷いに迷って今がある感じ。そうそう、当初はよくあるレザーに縫い付けを考えていたのよね。

 でもそれだとありきたりだし…… アクセサリーの要素を少し足したい…… 

 で、プラプラに行きついたんだけど、今度は邪魔じゃないかしら?って思ったり。

 そもそもここにこれ必要?って悩んで、大きさも大きすぎず小さすぎずの試作を繰り返し…… 

 でも、本来の活動であるアクセサリー素材をふんだんに使えるのはうれしい誤算というか、

 悩みながらも楽しく作りました。インコさんに使ってもらって全然邪魔じゃないよー!って

 着画が送られてきたときに、これでいける!って思ったの。

 りーさんは本体の製作だったから試行錯誤が大変だったわよね? 



©️Lee



ーLee

 そうですよね、アクセサリーを付けれる場所が限られてる分、やれることも必然と制限されます

 もんね。すごいなぁ!さすがuguisuさん!って思いましたもん。これは本当に素敵なプラスワンに

 なったと思います! またインコさんの着画が素敵で(笑)

 そうですね、今回は本当に色々やりました。試作だけで5本は作りましたからね(汗)

 今までそんな試作品作った事なかったですもん。ではこだわりポイント説明しますね(笑)


ーuguisu

 ぜひー! 


ーLee

 まずカメラの操作性。 グリップ性を優先させると、どうしてもベルトを締め付けるような感じに

 なって、指が届かなくなったり、指が無理な姿勢になったりすることが多かったんですね。

 特に親指の稼働範囲が制限されると、カメラって親指をよく使うので少しストレスになったり

 するんです。手のひらをベルトで挟み込めば確かにグリップ力はかなり上がるのですが、

 操作性が悪くなるので、今回はベルトで手をホールドするけど、親指はフリーな状態になるように

 しています。また、グリップストラップの他の製品をご覧いただけるとわかると思うのですが、

 カメラの下部にある三脚用のネジ穴にベルトの片側を固定する製品が多いんですね。


ーuguisu

 うんうん、なるほど! ひゃーそういう話いいなぁ!


ーLee

 ここにベルトの片側を固定することにより、グリップ力が上がるのですが、テーブルとかに

 置く時カメラがこけるんです‥‥ こけなかったとしてもとてもバランスが悪いんですね。

 気軽に、と言うところ念頭においてるので、例えばカフェでさっとカメラを出してテーブルに

 置いておくとかした時にも、オシャレにスムーズにという想いもあり、カメラの右肩部分のみを

 固定する形を取っています。先に話したグリップ力と、操作性の話にも繋がってるところでは

 ありますが。 正直些細なことだと思いますけど、こだわりポイントです。



©️Lee



ーuguisu

 置きやすいってわかる! そして、ポンって置いておいてもお洒落なの。


ーLee

 あとは、やっぱり装着性!


ーuguisu

 そうそう! とても握りやすい。


ーLee

 肌に触れる裏地部分は、全面柔らかいスウェード生地を張り合わせて縫ってあります。

 さらに金具や、凹凸のあるような物が手に触れることがないように計算されています。

 グリップ力があっても、撮った後に手にがっつりストラップの跡が手に残ってるのは

 嫌ですよね(汗) しかもスウェードは摩擦力もあるので、滑り落ちにくく、グリップ力にも

 一役買っています。 実際につけると肌触りがいいので病みつきになるかもしれません(笑)


ーuguisu

 色もいいのよね。表の色とのバランスも考えられてる。


ーLee

 そこも楽しいところですよね!セミオーダーなので、私だけの、僕だけの色、そんな組み合わせも

 可能です。その過程も、きっと楽しんでもらえると思ってます。



©️Lee



ーuguisu 

 更に!これを選んでくれた方にはラッピングも頑張っちゃいます!


ーLee

 uguisuさんのラッピングこそ、オリジナルですよね!受け取ったひとを根こそぎ感動させる(笑)

 ヤマネコ側の人間やのに、ラッピングを毎回楽しみにしている自分がいます(笑)


ーuguisu

 お届けすると決まった方にはもっと楽しみにしてもらいます(笑)

 こんな風につい盛り上がってしまうヤマネコレザー。私は真剣に夢がありまして、

 ヤマネコレザーの工房&デザイン事務所&ショップが欲しいです。


ーLee

 そうですね、ほんまについつい時間も忘れて夢中になってしまうヤマネコ。メンバーの3人は

 住んでる場所は離れてるけど、実は隣県同士ってこともあり‥‥ 

 冗談抜きで、uguisuさんと同じく、ヤマネコショップができれば、って思ってます。

 ヤマネコはもちろんですけど、そこははちみつバードのギャラリーだったり、

 カメテクの作品展だったり、作家さんが集まったりできるスペースだったり、カフェスペース

 だったり? J &H Filmsのプチ上映とかもできたらなぁとか 夢は広がるばかり。お菓子も

 出しちゃう?(笑) でもね、実は本気でそういったことに踏み切りたいと思ってるのです。


ーuguisu

 それいいなー! 作品を発表する場所を提供するっていうのいいね! ケーキ焼いて、

 りー動画も流して、来た人に観てもらいましょうー!こうやっていつも脱線するのよね(笑)

 今回はグリップストラップ中心に楽しい話を提供できたら……と思い、緊張しながら対談に

 踏み切りましたが楽しんでもらえたでしょうか……ね? りーさん。 


ーLee

 すいません、自分が夢中になって楽しんでました(笑)ヤマネコっていつもこうなんですよね、 

 楽しい時間、癒しの時間、そして脱線(笑)


ーuguisu

 みなさまにも楽しく癒されてウキウキしてもらいましょう。

 喜ばれ誉められると天までのぼってしまう性分なので、うれしい反応をお待ちしております。

 ありがとうございました。


ーLee

 自分たちも楽しむけど、手に取ってもらう方に1番のワクワクを、笑顔を。常に1番に

 考えてることは、そういう気持ち! こちらこそありがとうございました。

 これからもよろしくお願いします! 



©️Lee






Lee


大阪生まれ大阪育ち、静岡在住の個性強めな3人の子供達のパパです。
写真は光を表現すること。でも。
その光が現す影。そんな影を表現するのが好きだったりします。
好きな曲は名もなき詩。



uguisu


uguisuがお届けする、はちみつバードの身近な生活スタイル。
懐かしい乙女心。Uguistyle。

uguisu

uguisuの一覧。Uguistyle12~女の子にもどる散歩 - ずっとむかし。子どもの頃のスーパーの買い物は茶色い紙袋で長いネギの頭が飛び出たまま抱えて帰ってた。雨の日は紙袋が濡れないように帰るのが大変そうなお母さんたちの横顔を思い出す。「ひとつだけね」そう言われて売場の棚の前をスキップして小さなお菓子を選んだっけ。カラフルなキャディグリコのおまけ小袋のスナックチョコレートバー選べるのはひとつだけだったからすごく大切だった。ここ1年、遠出をしなくなって。いいえ遠出しなくなったからこそ覗くようになったお店がふたつあります。ここは古い街。住む人が高齢になって、「趣味のものを捨てるのは忍びない」そんな人の駆け込み寺のようなリサイクルショップと週に2日しか開かない小さな自宅ショップ。今の家に引っ越して何年もたつのにいつかいつかと先伸ばして、遠くのきらびやかなビルや刺激的なイベントや華やかな集まりに気をとられ素通りしてた場所たち。きっと、こんな世の中にならなければ行かずに終わってたかもしれない。それらはお散歩コースの途中にあって何度も足を運ぶうちに「いらっしゃい」から「こんにちは」に変わりました。今日はひとつだけ。そう心に決めて「こんにちは」とご挨拶。行く度に新しいものがあってワクワクしながらでも澄ました顔してはやる気持ちをおさえひとつずつ手に取る楽しさ。刺繍好きだった人が目がきかなくなったからと全てを手放したらしい糸や木枠。小さな木筒の針入れ。角川文庫のナツイチ、ハチのストラップ。ミニミニ書道セット。試供品のミニ香水瓶。可愛いピンクのつまみ細工。小さい手鏡。renomaのハンカチ。アルミの小箱に入ったカラフル待ち針。ベークライトのブローチ。切子のグラス。繊細な竹細工の箸おき。カードキャプターさくらのミニチュア。セーラームーンの杖。金の表紙のリングノート。亜土ちゃんの鉛筆。みんな50円とか100円とか手書きのシールが貼られてて。お菓子の棚の前をスキップしたのは遠い昔で、今は好きなように買えるけど。女の子の気持ちに戻って100円玉を握りしめて出かけるお散歩。「今日はひとつだけ」そう思って選ぶ棚はあの日のお菓子の棚のようにキラキラした宝石箱のよう。選ぶのはひとつだけだから慎重に注意深く。そうしてひとつに決めた可愛いものを手にする帰り道はあの頃のワクワクと変わらないのです。「ひ

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わたしたちの日常はふと、 ノスタルジックなファンタジアに彩られる。 わたしだけが選べる、わたしだけのかわいい日常。 ことばと。写真と。

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