特に、このブランドのファンというわけではないのだ。
だが、おそらく誰もが一度見たら
この美に圧倒されるのではないだろうか。
人間の手により生み出される、芸術的な美しさ。
贅を尽くす、という言葉があるが、
贅とは何か。
それはなにも、金銭で測れる価値ばかりとは限らない。
自らの持つ情熱と時間を限界まで捧げた結果、
その作品はまさに、「愛」の結晶として
目の前に立ち現れるものなのである。
何気ない日常を大切に。
それは紛れもなく真実をうたった言葉であろう。
だが、命がけでそこから飛び出したいと
願う魂もある。
そんな一粒の情熱の火種から生まれ、
大きく燃え広がったここまでの、美。
ココ・シャネルという女性。
思春期のころ、彼女の日常は
暗い孤児院の中にあった。
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2018.06.06 09:52
2018.06.05 22:53