La Roseraie de Lee en décembre

Aube de noel

まだ暗いうちに　目が覚めて

朝を待つ　静かなひとときは

紅茶をいれて

あなたへ　語らいのとき

窓のそと

藍色のキャンバスに

今年最後の薔薇が

ゆら　ゆら　ゆらら

明けない　noelの空

少し　先のちぢれた　花びらが

とまった時のかけらのよう

逢えなくなった　さみしい夜

あなたとの幻想につつまれて

浅い夢から目が覚めた日々

いつしか

ビロードの幕は袖をゆるめて

少しずつ白み始めた　ノスタルジーの空

どこかから聞こえる　小鳥のさえずり

のぼりはじめた　光の束をまとって

きら　きら　きらり

12月の薔薇が　ひかる

奇跡のように　あなたと出逢えた

喜びと哀しみ

残してくれた余白に

めぐる時を知る

透きとおる

Aubeの空は　せつなく揺れる

しずく色

窓のそと

ことし最後の薔薇が

あたらしい風に　ゆれている

深い赤　しずかに香る

はかなくて　つよい

やさしさのしるし

ねぇ

いま　どうしているの・・・

2杯目の紅茶は

あなたが好きだった　はちみつの香りにしましょう

いま、永遠の風にうたう

12月のシンフォニー

text by sayu

1965年　和歌山生まれ
好きなこと：ひとり旅　写真を撮ること　お昼寝の時間
好きな音楽を聴きながら絵や写真の多い本を見ること
大切にしたいこと：家族　自分の時間　いまを丁寧に生きること

photo by Lee

大阪生まれ大阪育ち、静岡在住の個性強めな3人の子供達のパパです。
写真は光を表現すること。でも。 
その光が現す影。そんな影を表現するのが好きだったりします。
好きな曲は名もなき詩。