書く日常




13年ほど前から、あることをきっかけに

学生のとき以来久しぶりに日記をつけるようになった。

デザインも様々のA5サイズのノートが

今では積もり積もって50冊以上になり、驚く。

13年のなかで、ある思考や感情たちが100万文字の目に見える形となって

この世に残されて来たというわけ。

滅多に読み返したりはしないけどね。


効用としては、感情を文字にして書き連ねているうちに、

自然とあれこれが収束に向かってゆく、ということ。

あれは不思議ね。

たとえこの世の終わりみたいな気分で書き始めたとしても、

黒々とした感情のままで終わることはない。

文字を連ねるごとに、どこかニュートラルな色に自然と変化して行って、

さっぱりした気持ちでペンを置くことが常。


それからもうひとつは、

数年前のページにいままさに抱えている問題と

まったく同様のものを見つけたりすることがある。

それを乗り越えて来た過去の自分が、いまの自分の

強力な味方になってくれているようで、

それはずいぶんと励まされるのだ。


あとは、

文房具屋や雑貨屋でノートを選ぶのは、とても楽しい。

ノートや、いつも使っているペンの替え芯がなくなると

一日たりともガマンできないから、

定期的に大人買いするのがほんとうに楽しいです。








はちみつバード

わたしたちの日常はふと、 ノスタルジックなファンタジアに彩られる。 わたしだけが選べる、わたしだけのかわいい日常。 ことばと。写真と。

6コメント

  • 1000 / 1000

  • 夏色インコ

    2018.05.19 15:16

    @kouga-5910こんばんわ とても素敵な表現でご感想をありがとうございます。 kougaさんの文字を目で追いながら、私もその風景のなかに浸ってみました。 独身の頃、一か月ほど滞在した海外のホテルを少し思い出しました。 もしここを、日常の中のオアシスに感じてくださるなら、そんなにうれしいことはありません。 こちらこそ、感謝です。ありがとうございました(^^)
  • kouga-5910

    2018.05.19 10:05

    ここは、とてもすてきな空間で、こころがやすらぎます。まるで、海に近い喫茶店を独り占めして、大好きなグールドを聴きながら、ゆったりと本のページをめくるようです。風の歌が聞こえる。なにも言いたくないし、なにも聞きたくない。ただ風の声だけがときおり笑いかけ、熱くも寒くもなく、自然のきびしさからも、仕事のわずらわしさからも解き放たれて、自分を忘れてゆくようなここちよさを見つける。わたしはいつも疲れているから、こうした場所が必要です。こうしたものが、みがかれた言葉とデザイン感覚によることは容易に想像できるのはもちろんですが、温度の最適さは、生まれ持った意思と才がなせる試みで、それはあなたのブログの読者となった私だけの感想ではないだろうと思います。何気ない日常のなかにあらわれたオアシスのようで、砂漠の住人として、うるおいにひたるひとときになっています。感謝を込めて。
  • 夏色インコ

    2018.05.19 04:19

    @スイスイさん♬ お忙しい中訪ねてくださってありがとう〜(^^) 居場所…そうですね、より心地よい居場所作りを目指してるのかも? 自分にとっても、そしてこうして訪ねてくださる人にとっても ここがそうなれるよう、コツコツ楽しみながら育てて行きたいな♬ はちみつバードは、結構長い時間かけて考えたから、うれしいです あの日、みんなで暴走した時間があって、今があると思ってます 笑 まさか背中を押してもらえるとは思ってなかったから これからきっと、ここを通じていろんな事に関わって行ける、 そんな可能性に自分自身がワクワクしてます^ ^