永遠





ある頃。



永遠が欲しくてたまらなかった

ここではない、どこかにある永遠

ずっと変わらないもの

どこにも行ってしまわないもの

勝手に、消えて無くなったりしないもの…

それは、自分の努力で必ず手に入れられるのだと

信じて止まない頃があった



永遠は、ない

もしどうしても何かを永遠にしたかったら、

時間をそこで止めて

凍結するしかない



それが

永遠になる、ということ

だからほんとうは、

永遠って悲しいものなんだ

もう未来へと、

時間が動いてゆかないということなんだ



いつからか。



永遠よりよほど、

今が大切になった

今を愛して

愛する今がひとつ、またひとつとつながって



なんだろう

ふりかえったら1本の光る道になっていた



そのとき、

わたしはわたしにやさしく迎えられたのでした

「おかえり」と。




はちみつバード

わたしたちの日常はふと、 ノスタルジックなファンタジアに彩られる。 わたしだけが選べる、わたしだけのかわいい日常。 ことばと。写真と。

6コメント

  • 1000 / 1000

  • 夏色インコ

    2018.06.17 20:47

    @なかなかさん、フォローありがとうございます(^^) 複数のライターさんで綴られる雑誌のような形になっています。ぜひ遊びに来てくださいね♬
  • なか

    2018.06.17 09:47

    フォローさせていただきます。楽しみに拝見させて頂きます。宜しくお願いいたします。
  • 夏色インコ

    2018.06.03 20:31

    @n...nさん、フォローありがとうございます♡ nさんにそんな風に言っていただけるなんて とてもうれしいです(^^) また遊びに来てくださいね。 これからもよろしくお願いします♡