Rayの星詠み ★12年まえからの今


はちみつバードの皆さま、こんばんは。


先日は編集長の夏色インコさんにインタビューを受け、特集記事にもして頂き、本当にありがとうございました。

お読みくださいました皆さま、心から感謝致します。ありがとうございました。


このインタビューでも話題に上がっていたのが、「射手座木星」についてでした。占星術や、星占いの世界で盛り上がる上がるテーマのひとつに「今年の運勢」が挙がります。


太陽系の10惑星は、12星座を各々の速度で移動していて、地球から遠い星であるほど、私達に強く働きかけ、時代や流行、世界情勢に影響を与えています。


運勢を見ていく時に使う天体のひとつに「木星」という星があります。

木星は太陽系の10惑星の中で最大の惑星であり、最多の衛星を持ちます。

この、「最大の」「最多の」という特徴が、「拡大と発展」「豊かさ」「増やす」という木星を表す象徴に繋がります。


木星を肉眼で見た時に、とても明るく綺麗に輝いていることから、木星は吉星とされ、幸運の象徴とされてきました。よく、雑誌の12星座占いの特集で「12年に一度の大幸運期」という表記を目にしたことがあると思いますが、これは木星が入っている星座のことを言います。


11/8に、木星は射手座に入りました。木星は射手座の守護星ですから、木星のエネルギーが増す一年になりそうです。


どんな年になるのか?

射手座は「未知の世界で挑戦すること」を至上の喜びとする星座です。


射手座は半人半馬の肉体を持つケンタウロス族のケイローンという人物を象徴とします。ケイローンは、もともと孤児で、まさに木星の象徴である全知全能の神・ゼウスに育てられ、馬術や弓術、医術やヒーリングなどを教え込まれて成長し、医師であり、ヒーラーであり、教師であるという、人をより良く導き、治療し、癒すための多彩な技術を身につけながら成長しました。


最終的に、不老不死の薬が塗られた弓矢が大腿部に刺さってしまい、悶え苦しみながら、ゼウスに「もう死なせて欲しい」と頼み、ゼウスがケイローンに刺さった弓矢を抜き、不老不死の毒から解放されたケイローンは自分の傷は癒せずに、亡くなってしまいました。


不憫に思ったゼウスが、ケイローンの魂を空の星に変えたと言われています。


空高く輝きながらいつまでもその気高き意志で人々を導くようにと願いを込めたのかもしれません。


その気高い精神を宿す射手座を守る木星が帰ってきました。


木星はただ幸運だけを運ぶ星ではなく、ありとあらゆるものを運び、増やし、私達を鍛えながら筋力をつけてくれる星です。


この一年は、射手座の精神のように、これまでの自分だったら躊躇してしまうことに挑戦することで、見たこともない世界や自分に出会えるはずです。未知の世界であればあるほど良いのです。


射手座はあらゆる存在に「善きもの」を見出します。


どんな人にも、どんな世界にも全てのものに「いいね!」を押す木星によって守られていますから、未知の世界は怖いものではなく、きっと素晴らしい世界が広がっている。


その視点で、ぜひこの一年は、自分が生きる世界を広げていきましょう!

「グレードアップ」が射手座のキーワードでもあります。


先のことはわからないけれど、とにかく今やってみたいことがあれば、挑戦しない手はないのです。


射手座は異文化や外国とも縁が強い星座ですから、行ったことのない国や、

行ってみたかった国を訪れるのも良さそうですね!行かないとわからない。

やってみないとわからない。この冒険心を何よりも大切にして、射手座木星期を謳歌して参りましょうね!


12年で12星座を一周する木星。
12年まえを振り返ることで、その頃の自分が生きていた世界、していたことが、更に拡がる年になるかもないですね。



Pallas et Centaure, Botticelli
(1482-1483)






text by Ray

占星術家、英国IFA認定アロマセラピスト、執筆家。
星と香りと共に、 人生の航海を謳歌するための活動をしています。
Ray's Ensemble主宰、名古屋在住。








はちみつバード

わたしたちの日常はふと、 ノスタルジックなファンタジアに彩られる。 わたしだけが選べる、わたしだけのかわいい日常。 ことばと。写真と。

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