Rayの星詠み ★一点集中のリアル


皆さま、お久しぶりです! 占星術家のRayです。


2019年も立春を過ぎ、今日の深夜には乙女座の満月を迎え、2月も間も無く終盤に差し掛かりますね。皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか?


昨日はずっとあいにくの雨が降り続き、2019年最大と言われるスーパームーンの満月も見ることが出来ませんでしたが、まるで夜空にフィルターをかけているように立ち込めていた雲全体が不思議と明るく、おそらく、この厚い雲の上では、スーパームーンが煌々と輝いているのだろうなと想像しておりました。そう想像させる程、明るさが伝わってきていました。


満月はこれ以上満ちることのない、これ以上輝くことはない、最大で最高の光を放つ時です。


占星術で月という天体が表す象徴は、自分の「素顔」「内側」「感情」「本能的欲求」です。

月は気分や体調も表すので、満月の時は感情が大きく揺らいだり、体調がいつもよりも冴えない、重い、眠い、などと感じやすくなることもあるでしょうか。全てのものを明らかにするのも満月のエネルギーです。


少し難しい話になるかもしれないですが、乙女座の満月を照らすのは、魚座の太陽の光です。


つまり、お互いの立ち位置が180度の直線上で向かい合う関係になっています。向かい合う関係は、お互いに同じような目的意志を持って生きていますが、目的へ向かうアプローチの仕方や手段が異なります。見えている視界も違うかもしれません。


乙女座ー魚座ラインは、とても強い「浄化」のエネルギーが働きます。癒し、治療、奉仕、ケア、サポート。これらの共通するテーマを持ちながら、方法が全く異なる。だからこそ、お互いに足りないところを補い合うこともできるし、時に反発や抵抗もしながら、お互いに向かって表現し合い、お互いの目的や力を統合させていくこともできます。


満月自体にも浄化の力がありますし、さらに乙女座ー魚座ラインの強力な浄化力も相まって、満月のエネルギーが降り注ぐ昨日・今日・明日にかけては、明確な「何か」が露わになり、今後の生き方に反映させていくきっかけが見えたのではないでしょうか。魚座の海のように広い世界の中で漂いながら生きていく時には、乙女座の「今、ここに生きる」という現実的な視野が大きな支えになります。


来月には占星術のお正月と呼ばれる「春分の日」を迎えますし、いよいよ本格的な新しい年が始まろうとしています。占星術的にも、2019年から2020年にかけては、大きく時代が変わっていく動きの中にいます。それに向けて、今回の乙女座の満月は、この変わりゆく時代がどんなに混沌としていても、「木を見て森を見ず」「細部に神が宿る」と表現される乙女座の視野のように、自分のやるべきことに一点集中で向かっていくことができれば、リアルな現実を創ることができます。


どんな時代でも揺るがず、柔軟に変化に乗って生きていける力を、乙女座の満月のエネルギーと、「いつでも自分を信じて」と願う魚座の太陽のエネルギーが溶け合いながら、私達に降り注いでいました。


本格的な新しい始まりに向けて。

Bon voyage!!







text & photo by Ray

占星術家、英国IFA認定アロマセラピスト、執筆家。
星と香りと共に、 人生の航海を謳歌するための活動をしています。
Ray's Ensemble主宰、名古屋在住。







はちみつバード

わたしたちの日常はふと、 ノスタルジックなファンタジアに彩られる。 わたしだけが選べる、わたしだけのかわいい日常。 ことばと。写真と。

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